ロータス・フラワー®

ロータス・フラワー(ハス)は、ミャンマーの湖に大昔から自生している水生植物です。とくに、インレー湖では素晴らしい景観の中で生育しています。

ロータス・フラワーは特殊な特性があります。地下茎は湖底の泥の中に根差し、花は夜になると閉じて暗い水の中に沈み、翌日、日の出とともに水面から再び美しく汚れのない花を咲かせます。

仏教やヒンズー教で神聖な花とされ、何世紀にもわたり複雑な哲学的、宗教的な事柄の象徴とされてきました。

とくに、清らかさの象徴であり、汚れたこの世に関わりながら生きる日々にも健全な心を保つ能力の象徴とされています。

ロータス・フラワーの繊維は、4月から6月にかけてこのハスの地下茎から採取します。

茎から手作業で繊維を取り出しますが、繊維の劣化を防ぐため24時間以内に作業しなければなりません。

3本から5本の茎を一束にして擦り付けて(平らな面の上で繊維を軽く捻って)、糸を取り出します。そして昔ながらの道具を使って手作業で繊維を紡ぎ、織り上げます。

この作業は女性たちが行ないますが、1日に紡げるヤーンはわずか120グラムで、1ヵ月で50メートルほどです。生産量は非常に限られています。昔ながらの巧みな技で作られており、適切に支援しなければその技術は廃れてしまいます。

ロータス・フラワーの平均直径は3~5ミクロンで、コットンやリネンよりも細く、知られている繊維の中で最も細いテキスタイル繊維のひとつです。

極めて細い繊維のため、ブレザー1着分の布地を作るには13.000メーター(茎26.000本分に相当)が必要です。

ロータス・フラワーは、せん孔テープのような形態的な特徴があり、軽くて通気性があり、繊維がらせん構造に巻き付いています。

その品質は野菜のマイクロファイバーと言えます。ロータス・フラワーのファブリックは、外観はアンティーク・リネンやロウ・シルクに似ており、不規則な質感があります。

柔らかく、通気性に優れ、しわになりにくいため、春夏のジャケットに適しています。

ロロ・ピアーナのロータス・フラワー®は生産量が限られており、現在は天然のエクルー・カラーのみです。

ロロ・ピアーナにとってロータス・フラワーは、不思議な魔法に満ちた自然界を絶滅の危機から守る新たな取り組みでもあります。

インレーの人々は何世紀もの間、インレー湖の湖上で自然と完全な調和を図りながら自給自足の生活をしています。

ロロ・ピアーナとの共同の取り組みによって、インレーの人々は従来の生活環境の中で仕事を得ることができ、伝統文化が失われずにすみます。

価値のお分かりいただける方に贈るこのロロ・ピアーナならではのエクセレントな稀少繊維を、ぜひご体感ください。

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